鼻から入れる胃の内視鏡検査をやってみた

左下腹部の違和感がずっと続くので一度内視鏡検査をやってみますか、ということでやってみることに。一応、事前の相談で口から入れるタイプは嘔吐感がすごいとは聞いていたので鼻から入れるタイプをお願いしていた。

当日は受付をすませて事前チェック。かわいらしい看護婦さんに血圧と脈拍、あと万が一、口から内視鏡を入れることになった場合の全身麻酔のために体重を計らされる。これはどうしても鼻から入らなかった場合の備え。人によっては違和感が強かったり、鼻のかたち的に入らない人もいるらしい。この辺は特に問題なしで、時間まで15分ほど待合室で新聞を読んで過ごす。

再び診察室に呼ばれて準備開始。カッコ内は明細書からたぶんこれかな、と思った薬を書いたもの。

まずは胃の動きをとめるために、プスコパンを筋肉注射される。肩口にブスッと。これはそこそこ痛かった(ブスコパン 20mg 2%1ml 1管)。

次はガスコンドロップ内用液を飲む。これはおなかの中のガスを取り除くためらしい。量も少しだし味も飲みやすかったので問題ない(ガスコンドロップ内用液2% 10ml)。

次は鼻の穴両方にスプレータイプの麻酔をかける。これはのどの方に流れてくるのでそのまま飲み込んで下さいと言われるが、まずい。できれば飲みたくない味。おそらくプリビナ液0.05% 1mlだと思う。ここで日記用に調べて分かったけど、麻酔じゃなくて血管を収縮させる効果の薬らしい。

ここでどちらのほうが鼻の通りがいいか聞かれる。何となく左の方がよさそうに思えたので左を選択。左の鼻の穴に麻酔をかける。ちょっと覚えてないけどたぶんキシロカインビスカス 2% 4ml。

さらにスティック状のものを挿入されて 1分間放置。太さが違うものに変えて同じく1分間放置。おそらくキシロカインポンプスプレー8% 1g。これで麻酔完了。明細書を見るとキシロカインゼリー2% 4mlというのが余るんだけどこれはどこで使ったんだろうか。

で、いよいよ検査開始。開始前に唾液が出る場合は飲み込むとつらいので、口からダラダラ流して下さい、と注意される。挿入は意外にスムーズ。何か入ってきたなあと感じるけど痛みは感じないので楽。あっという間に鼻を抜けて食道へ。このときつばを飲み込んで、と言われたのでごくんと飲み込む。おそらくこれで食道を抜けたと思われる。

さて感想はというと嘔吐感もないし、これは楽だ。つばも全然出てこない。先生が空気を入れて胃を膨らましたり、水で洗浄したりするのを感じるのでそのときはちょっと違和感あるがまあ我慢できる。あと検査の間は看護婦さんが背中をずっとさすってくれた。嘔吐感がないとはいえ、さすがに若干の恐怖感はあるので大分気分が楽になる。よくを言えば、もう少し若い看護婦さんのほうが、、、であるが。

余裕があれば、そこのモニターで見えますよ、というけど姿勢的にちょっと見にくいし、メガネも外していて裸眼ではよく見えないので早々にあきらめてあさっての方向を見ていた。検査は5分くらいだったろうか、無事に終了。麻酔の手間はちょっとかかるけど、バリウムのまずさと比べたらこっちのほうが全然いいな。検査の精度は比較にならないようだし。

帰りの身支度中、今後の説明を受ける。まだのどの麻酔が効いているので、つばは飲み込まない、ということと1時間くらいして水をちょっと飲んでみて問題なければ飲食 OK、と言われる。検査結果を聞くために5分ほど待合室で待機。

しばらくして診察室へ呼ばれる。検査の結果は特に問題なく、萎縮性胃炎とびらん性胃炎だそう。萎縮性胃炎はビロリ菌由来のもの。これはすでに除菌完了なので問題なし。びらん性胃炎のほうはストレス、ということに。とりあえずガスターD錠を出してもらって様子をみることになった。

タクシーで帰宅。11時ごろ。いやー何もなくて何よりだった。11時半頃そろそろ 1時間たつので水でも飲んでみるかとほんのちょっと飲んでみたら気管に入って死にそうになった。確かにのどの感覚はまだ完全に戻っていない気がする。麻酔剤もまだのどに滞留していて効いている感じがするんだよな。なので、できるだけつばを出したり、慎重に飲み込んだりして滞留していると思われる薬の除去に専念。結局、普通に水を飲めるようになったのは3時間後の13時半くらいだった。お昼は買ってきた総菜パンを軽く食べる。一応食事もこの辺でできるようになってきた。

夜、腰が痛くなってきたり熱っぽくなってきて風邪かな、と思ったけどどうやらガスターD錠の副作用っぽい。20mgは多いのかな。とりあえずハサミで割って10mgずつ飲むようにしてみた。しばらく服用続けてみたけどこの量なら大丈夫な様子。これでよくなるといいんだけど。

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