4-02 アメリカの挑戦(後編)(20 HOURS IN AMERICA: PART II)

素晴らしい。アーロン・ソーキン凄すぎる。神懸かり的としか思えないシナリオ。個人的には今までで最高のエピソードです。ドラマというより次元の違う別の何かを見せつけられた気がします。見終わった後しばらく放心状態でボーッとしてしまいました。

なんといっても今回は伏線の張り方がうますぎます。一番感動したのがトビーの台詞。「ホワイトハウスで働いている」という台詞が最後になってこんな意味を持つとは。前編でさんざんバカにされていて、後編でも途中までダメだしされ、完全にただの罰ゲームかと思いきやとんでもない。バーのシーンで最後、相手が名前を名乗ったとき、そうかここであの台詞が生きるのか、と話が繋がった瞬間、号泣。凄いね。こんなシナリオ思いつくとは信じられない。ただただ敬服するばかり。

チャーリーの写真のシーンもちゃんとオープニングで写真を飾らないことに触れてから、C.J.からのプレゼントの話にもっていくところがうまい。あ、でもアンソニーとの件は唐突すぎる気がしました。C.J.に失礼なことをしたことに腹を立てて、思わず勢いで言ってしまったのか、それとも前からそうしようと決めていて、伝えようしたのがたまたま、ああいう場面になってしまったのか。前者っぽいけど、チャーリーにしては短絡的かなあ。

バートレットのスピーチも神懸かり的な出来映え。そしてそれを車の中で書いたサムも凄すぎる。ブルーノも唖然としてたもんな。バックに流れる「I Don’t Like Mondays」もかっこいい。これも前編でドナが何気ない会話の中で触れていてきちんと伏線を張ってるんですよね。

サムは降板が決まってから(ん?どっちが先かな)、急にかっこよくなった気がします。ジョシュとはライバルだけど、素直に彼のよいところは認め、と同時に自分が何が足りないのか、そして何をやりたいのかを再認識する。

政治という、より魅力的な世界があることに改めて気づいたサムは、現時点では自分にその能力が十分にないことを自覚し、政治家として再びここに戻ってくるために、一旦ホワイトハウスを去る。そんな流れを予感させるサムのエピソードでした。

そう言えばマロリーは久々だったかも。なんか顔も変わったし、声も(吹き替えも)変わった気がする。気のせいかな。

そして長らくの間、懸案事項だったランディンハムさんの跡継ぎ(?)も無事に決定。エド(ん、ラリーだっけ?)が大統領に為替状況を報告するシーンで、これはたぶん何かの伏線なんだろうな、と予想していたらやっぱり最後でしっかり使ってきました。ただたんに記憶力の良さを表現するのではなく、自分に向けられた話ではない何気ない会話の内容をきちんと覚えている、という表現で好奇心が旺盛な面も描写できているのが見事です。解雇の理由もきちんと説明されていて納得。これからの活躍が期待できそうです。

ラストシーン。ようやくジョシュたちがワシントンに帰ってくることができました。新たな決意を口にするトビーと、それにうなずくジョシュ。あ、書き忘れたけどドナも今回はいいところみせてました。選挙のことしか頭にない 2人に対して、「お前らいい加減にしろ、他にもっと大事なことあるだろ」とブチ切れ。もうただの秘書じゃないですね。で、話を戻すと、今回の思いがけないハプニングでトビーとジョシュの間で意識をあわせる機会が出来て、いっそう結束力が高まった気がします。

繰り返しになりますが本当に素晴らしいエピソードでした。

「4-02 アメリカの挑戦(後編)(20 HOURS IN AMERICA: PART II)」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。
    私の言いたかったことが全部書いてあるっ♪
    個人的には、「エド(ん、ラリーだっけ?)」がバカウケでした。

  2. こんばんは。
    実は未だにどっちがどっちだかわからなかったりします。

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