リンカーン・ライムシリーズ第5弾。
ジェフリー・ディーヴァーの作品を読むのは久々だけど、相変わらずのスピード感、どんでん返し感で非常に面白かった。カーラの存在が非常に魅力的。リンカーンとアメリアだけだとどうしてもマンネリ感が出てしまうため、若いながらも高度な技術を持ち、リンカーンと対等にやりとりできる人材は貴重。ただ全体としては「ボーン・コレクター」を比べるとやはり少し落ちるか。
どんでん返しを意識しすぎて全体のストーリーがややこしくなりすぎている感は否めないし、特に最後のどんでん返しは蛇足だと思う。あとは被害者の腕時計を壊す理由が結局最後まで説明されなかった気がするけど、気のせいかな。
次は「石の猿」か「ウオッチメイカー」あたりを読んでみようと思う。