Number 676 メジャーを生きる。MLB, GET IN A FIGHT!

MLB開幕特集。ライターのほとんどは日本人だけど、田口壮選手の記事だけは外国人ライターなのに気づく。そんな些細なことからもそれだけ田口が認められていることが分かって嬉しくなる。昔、朝日新聞の夕刊のコラムに大橋巨泉が「田口は MLBでは通用しない」なんて書いていたけど、第3者が他人の挑戦に対して口出しすることに何の意味があるのかと思う。

高橋秀実さんの開成高校野球部をとりあげたノンフィクション「弱者の兵法」は面白かった。本人たちは一生懸命やっているんだけど、その世界の常識と比べると何か違う、そんな感じのギャップを描き出すのがこの人は本当にうまい。

後は藤島大さんの「スポーツ報道の現場にエキスパートを」か。ますますひどくなるスポーツ報道の過剰演出に苦言を呈している。物語を過剰に加工してしまうってことは競技そのものへの「敬意」がないんだろうな。そんな人にスポーツ報道やらせてしまうのも問題なんだろうけど。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2007年 4/26号 [雑誌]

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください