4-22 悪夢のシナリオ(COMMENCEMENT)

ゾーイ誘拐の巻。

誘拐されることは前回の予告でわかっていたことなので、それ自体は驚きではないんですけど、非常に緊迫感のある演出でひきこまれます。わかっているのにこれだけドキドキさせるというのは見事だと思った。ラスト 10分、怪しげな音楽をバックに展開される、エイミーとドナ、C.J.とダニー、ジョシュとチャーリー、そしてゾーイとジャン・ポールとのカットで次第に緊迫感が高まっていき、ラスト、ウェスリーのコード・ブラックの報告から、ロン、レオに情報が伝わり、白背景のエンドクレジットまでの流れは、いつもの TWWの演出とはちょっと違うけどうまい。

いつもは冷静なロンも狼狽を隠せない様子。大統領狙撃事件の時でさえあれほど取り乱してはなかったのに。ぎこちない姿で公邸に走るレオの姿もこれまで見たことない。これほど早く続きがみたい、と感じたのは初めて(実はもう最後まで見てるんだけど。感想書いてないだけで)。
シャリーフ暗殺の件は意外にあっさりと告白。まあスタッフもうすうす気がついていたみたいだし、これ以上ひっぱってもしょうがないのかも。

トビーは家を買ってアンディにプロポーズ。そういえば ERのグリーン先生も同じようなシチュエーションでエリザベスにプロポーズしていたなあ。あのときのグリーン先生のセリフ「君の妻となる名誉を与えてくれ」(うろ覚えなので細かいところは違うかも)は感動的でした。あ、今、ハワイでの Over the Rainbowを思い出してしまった。あれも泣ける。最後のセリフは「誠実であれ」だったかな。ERもグリーンを死なせたところで終わらせておけばよかったのにねえ。こないだ偶然 BSでやっているのを見たけれど、出演者が若者ばかりで昔のような重みがないのでまったく見る気がしない。

話を戻すと、エリザベスとは違ってアンディは散々なリアクションでトビーがかわいそうになった。借金して家まで買ったのに、第一声は「頭金はもう返せないの?」。おまけに「暗い」「家に帰ると雰囲気が暗くなる」「考え方が後ろ向き」「冷たい」「人を信じない」だとかひどい言われよう。ここまで全人格を否定しなくてもいいのに(笑)。

次回は最終回。アーロン・ソーキンともこれでお別れか。名残惜しい。

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