カメラアングル

ラグビー早明戦のテレビ中継でちょっと気になったこと。

NHKのラグビー中継は数年前からボール近くに寄った映像を多用するようになった気がするのですが、これが非常に見づらくて困ります。なにしろ選手の周囲 5mくらいの状況しかわからないので、カバーに走っている選手やディフェンスに戻っている選手などの状況が全く分かりません。もう少し上から全体をとらえるような映像にしてもらえないものかといつも思います。

ラグビーの見所のひとつにバックスのライン攻撃があると思うのですが、このライン攻撃の美しさは近くに寄った映像では全く伝わりません。上から全体をとらえて初めてラインの動き、ボールの動きの面白さが伝わると思います。

同じことはサッカー中継でも感じます。中継というよりスポーツニュースで使われる編集後の映像のほうですが、NHKはやたらにボールに寄った映像が多いです。しかもカメラの高さもグラウンドと同じ高さのものが多いので、それでスルーパスなんかのシーンを流された日には、選手の位置関係がまったくわからないため何が起こっているのか意味不明です。

10年くらい前は少なくともラグビーに関してはこういうことを感じなかったので、担当者か何か変わったのかもしれません。スポーツの魅力を正しく伝えられていないんじゃないかなあと思います。

ちなみに試合の方は 40-3という一方的な展開。雨で早稲田のハンドリングが悪かったことを考えるとコンディションが良ければさらに一方的な展開になっていたと思われます。北島監督亡き後、なんとか過去の名声で食いつないでいる明治ですがそろそろ本腰入れてチームの強化を図らないと取り返しのつかないことになりそう。そうでなくても大学ラグビーは早稲田、関東学院の 2強とその他大勢、という構図になってきているので。

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