睡眠時の鼻呼吸サポートに最適なテープを考える

睡眠時の鼻呼吸、というか基本的には起きていようが寝ていようが、口呼吸ではなくて鼻呼吸したほうが人間の体にはよいらしいのだが、習慣づけがない自分はどうしても口呼吸になりがちである。起きている時は鼻呼吸を意識すればまだましになるけど、睡眠時はどうしようもない。朝起きるとよだれで枕カバーが汚れることもしょっちゅうである。ということで鼻呼吸をサポートしてくれるグッズについて色々試してみた。

グッズといっても基本的にはテープのたぐいで、口が開かないように唇の上から貼るかたちになる。まず最初に試してみたのは小林製薬から出ているそれ専用の商品、ナイトミン。

ナイトミン 就寝時に貼る鼻呼吸テープ 口・のどの乾燥・いびきの音を軽減 安眠へ促します 15枚入

結論から言うと、口を閉じるという機能に関してはこれがベスト。テープの幅、長さ、粘着力(強すぎると剥がす時にストレスになるし、弱すぎると寝ているときにとれてしまう)ともに最適なレベルに調整されている。さすが専用商品。ネックはコスト。15枚で約500円なので1回あたり約30円、1ヶ月で約1000円である。金銭感覚は人それぞれだろうけど、個人的には口閉じるだけのテープに1ヶ月1000円出すのは少々高い気がする。

ナイトミンはコストがネックになったので次に試してみたのがガーゼを止める用の普通のテープ。まずはこれ、ニチバンのスキナゲートメッシュ。

ニチバン 低刺激ばんそう膏 スキナゲートメッシュ 25mm幅 7m巻き 1巻入り

リンクは幅25mmのものだけど、これ以外にも12mm幅のものがある。両方試してみた結果、幅は25mmのほうがよいという結論になった。この製品、メッシュ素材で伸縮性があるから(?)か、幅12mmだとテープが伸びて、口が開き気味になってしまう。まあ、2,3枚同時に貼ればよさそうな気がするけど、テープを何回も切るのは面倒だ。できれば1回で終わらせたい。幅25mmだとテープ1枚でもそこまで伸びないので、口が開くことなく朝までしっかり固定してくれるのでこっちのほうがいい。

コストに関しては、まず商品の値段は約400円。テープの長さは7mなので、1回あたり5cm使うとすると全部で140回分となる。約5ヶ月ぶんとすると、1ヶ月あたりのコストは約80円。ナイトミンとは比べ物にならない。絶対値としても1ヶ月80円なら全然いいか、という感じである。

しかし、これはこれで気になる点があって、口に貼るテープとして考えると自分にとっては粘着力が強すぎた。朝起きてテープを剥がすときになかなか剥がれず地味なストレスがかかる。少し痛いし。したがって、もう少し粘着力が弱い方向で何かないかと探してみたのがこれ。

ニチバン ホワイトテープ 25mm幅 9m巻き 1巻

同じニチバンのホワイトテープ。粘着力はスキナゲートよりも1レベル低い。幅は25mmと12mmと2種類あるけど、25mmのものを試してみた。結果はというと、今回試した普通のテープの中では自分にはこれが一番しっくりきた。素材が紙タイプの不織布ということで、伸縮性はさっきのより低い気がするし、粘着力は少し弱いけど勝手に剥がれるほど弱くないし、剥がすときのストレスも少なくなった。細かいこと言えばもう少し粘着力が弱くてもいいかもしれない。か、そういうことであればホワイトテープ使うなら幅12mmでもいけるかもしれない。今度試してみよう。

商品の値段は約500円。少し高いけど長さも9mと長くなっているので、コスト的にはスキナゲートと同レベル。問題ない。

ということで、ここ2,3ヶ月、口にテープに貼って寝てみている。が、残念ながら睡眠の質がよくなったかどうかは微妙。体感的には何の変化も感じない。ただ、寝ている間に口からよだれが垂れることがなくなったので、それが一番の効果だった。しばらくこれで続けてみようかと思う。

 

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