BMW F700GSオプションパーツレビュー5回目はハンドルバーライザー。前回で純正パーツのレビューは終わりで、今回からサードパーティ製パーツのレビュー。
このハンドルバーライザはハンドルの位置を20mmアップすることで、ライダーのポジションをより直立させて楽にしてくれるためのパーツ。
もともとハンドルの取り付け角度は手前にやや傾斜しているので、このハンドルバーライザーを取り付けるとハンドルがやや手前に20mm近くなる。地面と垂直に20mmあがるわけではない。
最初、しばらく乗っていてどうもハンドルの遠さが気になってきたので購入。自力では取り付け出来そうになかったのでディーラーにお願いして取り付けしてもらった。
で、効果はというとこれが抜群だった。格段にポジションが楽になり疲労度も激減。あと、以前は前かがみになっていたせいか、グローブがグリップと手の間で擦れて痛くなったりしていたけど、そういうこともなくなった。自分は身長180cm弱あるけど、全然こっちのほうが楽。なんかF700GSはハンドルバーの位置が必要以上に遠い気がする。R1200GSに乗る時はハンドルバーの遠さは全然感じないので。ということで、ガタイのいい人には不要だと思うけど、身長180cm以下の人にはかなりお勧めできるパーツだと思う。値段も5000円ほどでそんなに高くないし。
マイナス点は、部品個体差の問題かもしれないが、乗り出し直後は手がしびれること。エンジンの振動がハンドルを通して伝わって来て、休憩でバイクを降りるとしばらく手がしびれた感じになる。その日はそのうち慣れてくるけど、別の日に乗ると、最初はやっぱりそんな感じになる。ディーラーのメカニックにも聞いてみたけど、ちゃんと規定のトルクで締めてますよ、ということなのでたぶんそこは問題ないんだろう。まあ、それほど致命的ではなく我慢できる範囲内だと思うけど。
あと、この種のハンドルバーライザーはツアラテックからだけじゃなくて、他のメーカーからも出ているけど、違いはよくわからない。ツアラテックを選んだのも特に理由はない。なんとなくだったと思う。
お勧め度(5点満点):★★★★★(5)