金谷治「新訂 孫子」

ようやく読み終えた。有名な割には意外に読まれていないような気がする本。さぞかしボリュームがあると思いきやそんなことなく、200ページ弱と非常に少ない。しかも原文、読み下し文、日本語訳と 3つ入ってこの量なので、正味の量はもっと少ない。ちなみに原文(漢文)はおろか、読み下し文でも全然内容が不明なので、日本語訳がないとどうにもならない。

兵法書なので正直、読んですぐ役に立つというものでもない。個々の兵法について云々、というよりそれらが拠り所としている思想を読み取って、現実にマッピングしていく能力が必要だと思った。

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