ずいぶん前に読んだ本だけど感想書き待ちにしたままずっとほったらかしになっていた。ようやく書いてみる。
著者はマッキンゼーの元人材育成、採用マネージャー。タイトルからするとマッキンゼーの採用基準の話かと思うが、中身はリーダーシップ論。平易な言葉でわかりやすい論理展開がなされるので非常に読みやすい。
主張していることはすごくよく理解できるし同意もできるが、ただ後天的にこのリーダーシップスキルを身につけるのは現実的には難しいよなあ、とも思う。性格や物の考え方に寄るところが非常に大きいと思うので、生まれながらにしてそういう資質を持つか、あるいは小さい頃にそういう場面にどれだけ立ってきたかで決まってしまい、いったん性格が固まってしまったら変えるのはなかなか難しいのではないか。