炭水化物ダイエットでも始めてみようかなと思って読んでみた。
結論をいうとあんまり参考にはならなかった。炭水化物ダイエット、というか糖質制限の話は前半のちょっとだけでしかも個人的な体験談ベースで進められて科学的な裏付けが出てこないので納得感があまりない。しかも後半は人類がいかにして穀物栽培を始めたかという筆者の仮説が、これも科学的裏付けがないまま延々と続けられるのでちょっときつい(これは筆者もあとがきで断ってはいるけど)。
あと、炭水化物が人類を滅ぼすとはどこにも書いてなかったかな。どっちかというと副題の「生命の科学」をテーマに筆者の仮説を紹介する位置付けな本だと思った。