ボブ・リー・スワガーシリーズ第6弾。帯にシリーズ最高傑作と書いてあったので、正月の暇つぶしも兼ねて期待して買ってみた。
で、読み終わったけど悪くはないが、やはり極大射程のほうが面白いかなあ。
- 銃撃戦があまり多くない。特に自分は多人数をボブひとりで相手するような無双状態が好きなんだけど、そういったシーンがないので若干フラストレーションがたまる。
- 前半がなかなかストーリーが進まず、少しダルく感じる。前半終わりかけでようやく動きが出てくる。
- カモフラージュだった狙撃事件は結局誰でもよかったのか?それにしてはビッグネームを狙いすぎのような気がするんだが。
- 物語のキーになる重要証拠が敵のアジトから簡単に見つかりすぎ。全体的に話がうまく行き過ぎな感じ。まあフィクションということを差し引いたとしても。
- スクープ写真の件にしても、事前にもうすこしチェックするんじゃないの?それともこのエピソードの元ネタになるような事件が実際に起きたりとかしたのかな。
- 普段ジェフリー・ディーヴァーを読み過ぎているせいか、なんのひねりもないストーリーにやや物足りなく感じてしまう。これは自分のせいなのでしょうがない。
- であればそれを補うだけの爽快な銃撃戦を期待していたんだけど、自分の期待よりは少なかったかな。
こんなところでつまらなくはなく十分楽しめるんだけど、帯の紹介文に期待しすぎてしまった分、満足感は今ひとつだった。