Number 711 Beijing 2008, Grand Finale

北京オリンピック総集編。

奥田英朗さんの五輪観戦記が面白い。五輪観戦記といってもほとんど野球が中心なのだけど、現地の日常とほどよくミックスされて、日記みたいな感じで、現場の雰囲気がよく伝わってくる。あと、金子達仁さんが「塚田真希が五輪柔道を救った。」というタイトルのエッセイを寄稿していたが、正直意味がよくわからんかった。ポイント柔道全盛の今日において、リードしていても一本を狙って、劇的な逆転負けを喫した塚田は、一本を狙う日本柔道の方が逆に魅力的な勝負を演出できることを示した、ということなんだが。ポイント重視か、一本重視かという観点と、リードしている場合にさらにリスクをおかして攻め続けるのか、というのは別問題な気がする。

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