ドラッカーは初めて。去年亡くなったときに、そうかそんな有名な人なら、ちょっと読んでみるかと思って一番有名そうで興味をひきそうなものを買ってみた。
で、こないだ読み終えたのだけど、当初の期待が大きかったせいか、なんかもうひとつだった。全体的に概念的な話が多く、理想像の提示で止まっているので、それはそれで有用なんだけど自分的には、それを実現するために多くの企業が努力しているのに成功しているのは数少ないのはなぜなのか、何が成功への障壁になっているのか、実現するには何が必要なのか、あたりまで踏み込んだ話を聞きたかった。そう言う意味では、これを読み終えた後、これまた評判の高い「イノベーションのジレンマ」を読み始めたのだけど、まだ半分ほどしか読んでないけど、見事に上の要望を満たした内容になっていて今のところ最高に面白い。
読んでいて、こういうのは技術者なら結構当たり前だよなあ、と感じたところも多いので、読者層は技術者ではなくむしろ非技術者向けの本だったのかもしれない。