Number 633 天才少女伝説。 Teenage Daydream

ナンバー恒例の美少女特集号。正確には「天才少女」なので必ずしも美少女である必要はないのだけれど、実際、内容を見てもどっちかというと美少女を強調した構成になっているので、まあそんなところだろう。

メインは浅田真央さん。本人には悪いが、どうみても顔が中村勘三郎そっくりだと思う。特に横顔なんて本当に似てる。演技もあまりちゃんと見たことないので(ジュニアの大会しか出られない(?)のでテレビ中継もない)、どれほどすごいのかもよくわかりません。今のところ4回転を回転の速さで飛んでいるようですが、これから成長して体のバランスが変わってくると、その辺難しくなってくるのかなあと思います。

その他、フィギュアスケートからは安藤美姫さんの記事もあります。女子フィギュアは連盟の城田憲子強化部長がきっちりやっているようなので割と安心して見ていられます。

水泳からは伊藤華英さん、寺川綾さん、種田恵さんが取り上げられていた。寺川さんはアメリカに留学してから大分ケバくなってしまって残念。水泳はあとバタフライでルックスのいい選手が出てくれば完璧ですね。何が完璧なのかはよく分からないけど。

福原愛さんの特集もあります。子供のころから天才少女と騒ぎ立てられ、そのまま順調にここまで成長したケースは伊藤みどりさん以来じゃないだろうか。あわせて中国語をあれだけ流暢に操るのもすごい。コメント能力も非常に高く、自分の考えを的確な言葉で表現することができる数少ない選手の1人だと思う。しかもまだ16才。まだまだ底知れない。

吉井妙子さんによるノンフィクション「敗北を抱きしめて」も面白かった。シドニー五輪出場を逃したバレーボール全日本女子チームのドキュメント。吉井さんはよく取材もしているみたいだし、文章力もあるので優れたライターだと思うんだけど、以前、BSでスポーツ選手とのインタビュー番組にインタビュアーとして出ていて、対談相手に対してため口でえらそうに話しているのを見て、それ以来あまり好きではなくなった。いや、ため口で話せるほど選手と仲良くなっていて、逆に選手のほうからもそれだけ信頼されているってことなので、それは全然良いことなんだけど、インタビュアーって相手から一歩引いた立場で、意見や考えを引き出す、という先入観があったもので。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2005年 8/11号

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