事業部キックオフ

事業部キックオフ、つまり今年度の事業部目標説明会にいってきた。幹部社員が売り上げ目標だったり、重点分野の説明をする訳だけど、皆口々に「手戻りゼロ、高品質のソフトウェアを提供する」というようなことを言う。

…えっと重要なのは具体的にどういう施策をとれば「手戻りゼロ」を達成できるかなんですが。「手戻りゼロ」を実現できればハッピーになれることは誰でもわかります。知りたいのは実現方法なんですけど。それとも管理職は目標だけ考えて実現方法は担当が考えるってこと?(ある意味正しいとも言えなくないが)

というか「手戻りゼロ」って本当に可能なんだろうか?おそらくここでいう「手戻り」って、詳細設計(モジュール化とか)から要求仕様、機能仕様検討に戻ることを指していると思うんだけど、機能仕様を一発で100%固めるのはほとんど無理でしょ。何をすれば 100%になるか、言い換えれば何が計測対象になるのか(百分率で表すってことは、何らかの量を測っているはず)わからないもの。いくら検討を重ねても、詳細設計やコーディングしてみてはじめて気づくこともあるだろうし、その後よく考えてみたらやっぱりこっちの方法のほうがよかった、ということもあるだろう。

機能仕様検討が最も重要なフェーズであることは間違いないと思うけど、手戻りが発生することを前提に工程管理を考えていかないとだめな気がしてます。

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