直交表、HAYST法をちょっと勉強する必要があって、色々ググってみると取っ掛かりとしてはこの雑誌がいいらしい。出版されたのが少し昔なので、Amazonでは取り扱ってなかったけど、新宿の紀伊国屋(高島屋の方)に大量に平積みされてたので、そこで購入。
知りたかったのは直交表、HAYST法について。網羅率をある程度キープしたまま、項目数を論理的に削減できるというのは非常に魅力的。考え方としては
- 数学的に任意の 2因子の組み合わせが網羅されている、直交表という概念が先にあって
- それに試験対象システムの試験条件を割り付けていく
という感じか。あくまでも試験結果の質は試験条件の精度に依存するので、直交表をいくら活用したとしても、試験条件の精度が悪ければ無意味。当たり前と言えば当たり前だけど。
テスト手法というと地味な話になりがちで、まあ実際の作業もそうなんだけど(したがってなかなかなり手がいなくて困る)、ソフトウェアの品質を保証する唯一の手段、ということで実は非常に重要な分野であるかな、と。いくら設計を真面目にやっても最終的にその機能の動作を保証するのは、「実際に動かしてみるしかない」訳で。