ワールドカップ南アフリカ大会決勝特集。
スペインが遂に念願の初優勝、という一方で我が日本はというと、木崎伸也さんの分析記事。今回は一貫して(パス受け回数)/(パス受け距離)という指標を分析に用いている。ここでバス受け距離=(走行距離)/(パス受け回数)なので、結局のところ(パス受け回数)^2/(走行距離)という、直感的にはわかりにくい数式になる。2乗の意味は何かあるのかな?
で、本題に戻るとこの値は、ベスト16に残ったチームの中では日本がダントツに悪い。216回/496m = 0.44。ちなみに一番高いのはスペインで566回/186m = 3.04。これだけ見ても日本だけ異質なサッカーをしていたことがわかる。つまりやたらに動きまわるけど、パスは通らない。通らないということはおそらく、ショートパスが極端に少なく、長いパスが多いことが予想できる。本田への放り込みがファーストチョイスだったことと合わせて考えるとまあ妥当な気がする。それなりに結果は残せたけど内容を見れば決して諸手を上げて喜べる内容ではないと思うので、その辺きっちり反省して次に活かしてくれればいいなあと思った。
ナンバーノンフィクションは高川武将さんの金澤成奉ストーリー。金澤さんは青森の光星学院の野球部総監督。読売ジャイアンツの坂本勇人を育てた人といったほうが通りがいいか。最近、NHKのスポーツ大陸でも坂本勇人が取り上げられていたりして、なんかかぶるなあと。高川さん自身も、何号か前に坂本特集の記事を書いていたので、その続きなのかな。