スポーツ大陸 「涙を越えて舞え 〜新体操団体〜」

昨日 BS1で放映された、新体操団体のドキュメンタリー番組を見た感想。

  • 大まかな流れは、去年の 12月に遠藤由華選手が加入して、それまでエースポジションにいた田中琴乃選手がリザーブに回ることになり、坪井保菜美選手との厳しいレギュラー争いがくりひろげられる、という話。
  • 田中選手は柔軟性や技の難度は高いが、手具の操作による他の選手との調和に難があるのに対し、坪井選手は逆に他の選手との調和は問題ないが、柔軟性や難度に問題がある、という非常に難しい関係。
  • 番組内ではパンシェという技で 2人の違いを説明していた。説明が難しいが、片足で立って上半身を前に倒し、片方の足を後ろに引きながら真上にあげる感じ。足が前後に 180度以上開く感じになる。田中選手はきれいに足が真上に上がるが、坪井選手は少し斜めになってしまい、その結果体の回転もうまくできない。
  • この 2人のレギュラーの入れ替えはかなり頻繁におきているような感じ。団体のメンバーは 5人ということだけど、他の 4人はレギュラー安泰なのかな?
  • 個人的には手具の操作は練習すればなんとかなりそうだけど、柔軟性はもって生まれたもの、という気がするので田中選手が手具の問題さえクリアできればレギュラー確定なのかなあ、とも思う。
  • 今回のシステム、つまり全国から素材のいい選手(必ずしも新体操でトップクラスでなくてもいい)を集めて合宿で英才教育を施し、世界に挑む、というやりかたは間違っていないと思えるだけにいい結果を残してほしい。ここまではうまくいってそうだし。
  • 全体的には非常に密度の濃いドキュメンタリーだった。いい番組だと思う。

最後に番組ナビゲータの藤原竜也氏はいらないと思った。この種の番組は余計な説明は不要。映像だけで何を伝えたいか十分わかる。

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