荒川さんすごくいい顔してる。ちょっと前の NHKスペシャルでは、現在のジャンプ重視の採点基準にうまく合わせることができなくて悩む姿や、それでも自分の好きな美しさやスケーティングの滑らかさを追求する滑りをしたいという話を聞いて、「おおなんて男前なんだ」とほれぼれしたのだけど、そのころの思い悩んだ表情とは全然違う。すごく充実したいい表情していた。きちんと準備をして、本番でそれを十分に発揮できたことが表情にも表れるんだなあ。
安藤さんは刈屋アナも佐藤有香さんもいっていたけど「やればできる子」なのだから、ちゃんと練習して次あるいはその次を目指せばいいと思った。練習でも 1曲通して滑ることはほとんどしない、というのは素人目に見ても練習しなさすぎだと思う。フリーの演技後半はバテバテだったのは明らかだったし。この 1,2年で急に有名人に祭り上げられてしまって気の毒なところはあったけれど、これでちょっとは喧噪も落ち着くことだろうし、いい経験したと前向きに割り切ってまたいい滑りを見せて欲しい。なにより大した練習もせずにオリンピックに出れてあれだけ滑れるってことは、それだけの才能を持っていることにほかならないのだから。それを発揮しないのはもったいないよ。
刈屋アナは演技中はほとんどしゃべらないんだなあ。いや、もっと実況してほしい、ということではなくてそれでいいんだけど。カーリングでの小林宏さんとの掛け合いといい、今大会おいしいところをすべて持っていってしまった。
自分もジャンプ重視の採点方法は好きじゃない。何が嫌いかといって、ジャンプに入る前の準備動作（後ろ向きで滑走するとこ）が演技の流れを完全に切ってしまうのが嫌だ。