またもやサッカー特集の上にインタビュー記事をずらずら並べているだけであり、そろそろいい加減にしろと文句のひとつも言いたくなる最近の Numberの中にあって数少ない光るコラムが巻末の Number on Number。今号のテーマは「節約のススメ。」
内容はというと、「経営が苦しい苦しいといってるけど、本当にコスト削減してますか、近鉄球団は?」ということで具体的に次のような項目を見直すことで 10億以上のコストが削減できるとしている。
- 年間使用料が6億円にもなる大阪ドームの使用を控える
- わざわざフロリダまでいっていたわりに効果に疑問符がつく秋季キャンプの廃止。
- コーチの削減。近鉄は1軍コーチが10人もいるけど西武は6人。
- スカウトの削減。近鉄は10人もいる。半分で十分。
- 打撃投手の削減。7人いるけど大半はマシンで代用可。
- 外国人選手カット。カラスコを筆頭にさしたる活躍のない選手は解雇。
ひとつひとつの提案はわかりやすく、またどれをとっても十分実現の可能性がありそうな内容である。わずか1ページのコラムではもったいないテーマであり、もっと踏み込んだ話を数ページ使って書いてもいいくらいだ。Numberがやるべきことはこういったスポーツ界への提言や提案記事をタイムリーに提供することだと思うのだけど。
次号特集は、待望の女子日本代表特集。バレー、サッカー、ソフトボール、バスケットボール、ホッケーだ。自分の要望が届いたかのようで楽しみ。と、一見めでたいようだけど実はこれは第 2特集であり、メインの特集は「アテネ五輪プレビュー第1弾、U23 2004夏。」なのであった。
いいかげんにしろ。